セラピストのこと
はじめまして。
アーユルヴェーダサロン「ayur spaceえん(アーユルスペース エン)」の 山内 実緒 と申します。トリートメントは直接お肌をさわるもの。「セラピストはどんな人だろう?」と、不安に感じる方もいらっしゃると思います。
そこで、わたしの自己紹介。
皆さまとの距離が少しでも近くなれたら、うれしいです。
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山内 実緒(yamauchi mio)
■1983.4.9 おひつじ座 / O型
■vata / pitta
■セラピスト歴 12年
■気づけば、セラピストになってから10年以上経ちました。
アーユルヴェーダの知識は尽きることなく、理論的に現実的に、いのちの仕組みを展開し、世界を見せてくれます。望むところまで深めてゆけるこの学びを、今も尚、私は続けています。
好きなもの・好きなこと
vedanta|ayurveda|India,veda文化,Bhagavad Gita|ganga ji|chanting|草木、山、海|里山の暮らし|和食、ミールス、菜食ごはん|知識を深めてゆくこと|トリートメントをすること
話を聴くこと|白熱球のあかり|初夏のころ|山の匂い|夜の音|娘と主人と家族と友人・知人 etc
ちいさな頃から“こころ”に興味がありました。大学では臨床心理学を専攻し、こころと身体が共鳴していることを知りました。
学生時に結婚・出産。その後11年間のシングルマザー期間を経て再婚したり、英語が出来ないにも関わらず、単身でインドへ渡ったり(生まれてはじめての海外!)、しています。
とてもとても長い記事になってしました。
お時間があるときにでも、お付き合いいただけましたら幸いです。
産まれたころ
大津家の長女として誕生。兄・弟にはさまれた3人兄弟の真ん中です。
私の生まれた病院は山の上に建っていて、その日の空は抜けるように青く晴れていたそう。
ミオの漢字は「実緒」と書きます。
美しさだけでなく「中身(実)」のある人になるように。果実のように実るように。そして、みんなと「一緒に」歩んでいけるように、という願いが込められているとか。とても気に入っています。
小学生のころ
お猿のようにすばしっこくて、身体を動かすのが大好き。 3歳から通い始めたスイミングスクールではバタフライまで修得し、放課後は木登りや公園で走り回る子供でした。
一方、お家で過ごす時間も好きでした。
母の本棚から小林カツ代さんのレシピ見つけてお菓子を焼いたり、夜通し本を読んだり(宮部みゆきさんの小説に夢中でした)、絵を描いて過ごしたり。将来の夢は「猿山の飼育係」「幼稚園の先生」「漫画家」でした。
負けず嫌いな性格だったからか、当時の私は自分でも気付かないうちに無理をしたのかもしれません。。「自分を大切にする、好きになる」をテーマにした本に心を打たれ、何度もなんども読み返しました。
「好きな友だちがいたら、その子のしたいことを大切にしよう。誰かを好きになることは、相手を自分の思いどおりにするのとは違うんだよ。」
この一文は、今の私を形成する言葉のひとつです。
中学生のころ
進学後も運動好きは相変わらず、バスケットボール部に入部。平日も休日も部活三昧の日々でした。
ジャンプシュートが得意で、身長は160cmでしたがポジションはセンター。笑いながら、泣きながら、夢中になる時間を持てたのは、その環境を親が作ってくれていたからなんだなぁと、大人になって気付きました。両親に感謝です。
また、小学4年生から始めた剣道を部活と両立していました。学校から帰宅すると塾に通い、部活に学業に、充実した3年間でした。
高校生のころ
高校では剣道部に入部。3段まで取得しましたが、一度しか試合に勝てなかった弱小剣士でした。笑
設計士の父に連れられ、小さいころから建築物を見ていたからでしょうか。建物に興味を持つ女子高生に育ちます。
神社やお寺に施された見事な職人仕事は言うまでもなく、景色に調和するよう考え設計された近代ビルのデザインにも興味津々。
また、当時は路上ライブで活動していたアコースティックデュオ「ゆず」に夢中でした。彼らの曲を聴き、日常には素敵なことがたくさん潜んでいること、それらに気付くしあわせを知りました。
思い返せば、この辺りから「心地よく暮らすこと」への意識が芽生えたように思います。
「お気に入り」を使うと気持ちが華やぐことから、 これは使っている時間をたのしくするか?を基準に、文房具を選んでいた記憶があります。
大学生のころ
子どもの頃から抱き続けた「こころへの興味」は相変わらず、臨床心理学部に進学します。
大学は新しい学びに溢れると同時に、これまで感じてきた人間関係の違和感・ひととの向き合い方などの答え合わせをしているようでした。同じ方向(こころ)に興味を持つ友人はやさしく、自分の芯を持つひとたちで、今でも良い仲間です。
大学3年から4年時の間は、妊娠・出産・産後間もない娘を抱えてDV夫から身を隠し、調停・裁判・ようやく離婚。。。と嵐のようにライフイベントが続きましたが、当時の私と娘が乗り切れたのは、家族と友人たちの支えがあったからでした。
ゼミでは行動療法を専攻。
「身体の緊張 ⇔ 弛緩」を意識的に行うことで「無意識に緊張している自分」に気付くこと、「身体の緊張をほぐすことで、気持ちがリラックスする」ことを知りました。
幼少期から「なんとなく感じていたこと」を学問として学べた経験は大きく、後に大学での学びがyogaやayurvedaに繋がったときはとても感動したのでした。。
ちなみに、サークルは軽音楽部!
髪の毛は金髪で「孫悟空」というあだ名の時期も。。笑
担当したドラムは「もたる・走る・展開を覚えない」というなんとも恥ずかしい三冠王のドラマーでしたが(笑)、先輩・部員たちのカッコいい演奏が見られるライブが大好きでした。
この時期を通じて、好きな音楽の幅も広がりました。ここち良い音楽はしあわせな時間を作るなぁと思います。
就職
「お気に入りが日々にある」=「気持ちが華やぐ」生活を、多くの方に届けたいと思い、南青山・骨董通りの裏に佇む家具屋に就職。
天然木を贅沢に使い、戦後から守り継がれた「匠の技術」で生まれるオーダーメイドの家具(もはや作品)を、職人さんの想いと共に販売しました。
とてもやり甲斐のある仕事でしたが、当時の私は都内で子どもと2人暮らしをするシングルマザー。
土日祝日はもちろんのこと、夜遅くまで店舗に立つ生活は、幼い娘に無理をさせることで成り立っていました。
「今の仕事を子育てをしながら続けるのは、難しいかもしれない」。
その頃3才だった娘と過ごす時間を大切にするため、事務職への転職を決意します。
インリア業界からオフィス仲介業に。
そしてはじまるセラピストへの道
転職先はオフィス仲介事業を行う「オフィスナビ」。
馴染みのない不動産業に不安な気持ちで入りましたが、それは全くの取り越し苦労でした。
情に厚く、社員とその家族も大事にしてくださる社長。
部下に寄り添い、優しく力になってくださる常務。
お客様を思い、常に全力で尽くす社員の皆さん。
素晴らしい環境に恵まれ、充実した日々を送りました。
オフィスナビでは広報として、SNSを活用したプロモーション活動や、この会社でなければお会いできなかったであろう、起業家の皆さまへのインタビュー取材を任せていただきました。
経験を与え、育ててくださったこと。
シングルマザーという私の境遇を理解し、応援してくださった社長と社員の皆さんに、今もこころから感謝しています。
そんな生活の中で、yogaの先生に出会います。
「こころと身体は繋がっている」「身体をゆるめてこころも緩める」。。
先生の言葉は大学時代に学んだ行動療法とリンクしていて、すっかりyogaに魅了されました。
「私もインストラクターになろう!」。
そう思ったものの、私にとってyogaのクラスは〝ある程度の元気がないと参加できないもの〟でした。
「クラスに出るのが辛いくらい弱っている人に対して、何ができるだろう」。
そうして見つけた答えが、セラピストになることでした。
トリートメントはお客さまが眠ってしまっても、健やかな状態へ戻るお手伝いができます。
直伝霊氣ヒーリングを修得していた私は「霊氣は経絡を通って流れる」というお師匠の言葉をヒントに、日本唯一の排毒テクニックを伝える「アジアンビューティー 経絡リンパ専門学院」のドアをたたきます。
ガネーシャに呼ばれて初めてのインドへ
会社員として働く傍ら、経絡リンパマッサージと排毒トリートメントのセラピスト・インストラクターの資格を取得。
次に浮かんだ疑問は 「マッサージでストレスを緩和するお手伝いは出来る。でも、そもそも〝ストレスの生まれにくい生活〟を送らなければ、根本的な解決にならないのでは?」というもの。
その思いが強くなる中、偶然、図書館で手にしたものがアーユルヴェーダの本でした。探していた答えをみせてくれたアーユルヴェーダに感動し、夢中で学び始めます。
さらに深く知りたいと思い、スクールへ通うことを決心。
数ある講座を前に、どこが良いか分からず困っていた折に出逢えたのが、アーユルヴェーダ留学を斡旋する「Nomadasia」のお二人でした。
「子どもの学校があるし、費用もかかる。会社員だからまとまったお休みを取るのは難しい。。」。
そのような不安から、インド留学に魅力を感じつつも、諦めていた私にとってまさに運命的な出逢いです。
「不思議なちからが働いている」と思わざるを得ないくらい、次々に不安要素は解決されていき、あっという間にインド行きは現実になりました。
娘を日本に残して向かう、生まれて初めての海外。
しかもパッケージ旅行ではなく、飛行機を乗り継いで向かう一人旅でした。
Nomadasiaさんに出逢う直前のはなし。
「この本、好きやと思うで!」と上司から渡された一冊の本が、当時もヒットしていた「夢をかなえるゾウ」でした。ガネーシャという神様が主人公のお話で、この本を読み終えた途端に、それはそれは鮮やかに全てが運ばれたのでした。
そしてインドに着いて驚きます。
現地でアーユルヴェーダを学んだクリニックの裏には、ちいさな山の上にお寺があり、そこにはなんと、ガネーシャ神が祀られていたのです。
あらゆる障害を乗り越えインドまで行けたのは、ガネーシャ神の恩恵によるものでした。感謝と共に、その恩恵を多くの方へ届けてゆくと約束し、帰国いたしました。
「インドに行くのは怖くなかった?」と、たびたび聞かれます。
お問合せの時点からNomadasiaさんが細やかに、丁寧に、
親切に対応してくださったので、その心配はありませんでした。
とても楽しかったです。また行きたい!
ayur spaceえんのオープン
インドから帰国した後は、国内で学ぶならここが良い!と決めていた、麻布十番にある「アーユルスペース 楽」のセラピスト養成講座を受講。
講師はアーユルヴェーダを取り入れた治療を行う鍼灸師の山口先生と、ウェルネスヨガ・女性のためのヨガを中心に活動される柳瀬先生。お二方ともその道を何十年も歩まれ続けた、スペシャリストです。
私は要領の悪い弟子でしたが、忍耐強く・愛情もって面倒をみてくださいました。娘のことも気にかけてくださり、あたたかなお気づかいに感謝するばかりです。
帰国後ほどなく社長に相談をし、退職の運びへ。
あたたかい応援の言葉と共に送り出してくださった社長と皆さんには、いくら感謝をしても足りないくらいです。
そうして2014年。
娘が小学校に入学するタイミングで地元・春日部に戻り、アーユルヴェーダと経絡リンパマッサージのサロン「ayur spaceえん」をオープンしました。
トリートメントと並行して、レンタルスペース等でワークショップを行う中で今の主人に出逢い、再婚。
入籍届を出したのは“おむすびの日”。
「私が生まれた日も、きっとこんな空だったのだろうなぁ」と感じるような、青く、澄んだ空がひろがっていました。
やさしい気持ちは空気のように伝わり、
まわりを包んでいくように思います。
【身体をととのえ、こころもまあるく】
そんな「まあるいやさしさ」で、えんを訪れた皆さまが身近なひと達を包んでいたなら。
そのやさしさが次の方へと広がっていったなら。。それはとても素敵なことだと思います。
皆さまがご自身や世界への想いやりと共に、しあわせな日々を重ねてゆく。
アーユルヴェーダを通じて、そのお手伝いをさせていただけたら幸いです。
資格/経歴
2006年
文教大学 人間科学部 臨床心理学科卒業
2011年
YOGA.ED 公認 キッズヨガインストラクター
2012年
・天樹の響 認定 直伝レイキヒーラー
・アジアンビューティー経絡リンパ専門学院 公認
経絡リンパセラピスト / 経絡リンパインストラクター
2013年
ヴァギラティ医療法人 アーユルヴェーダ ベーシックコース
2014年
・アーユルスペース RAKU アーユルヴェーダセラピスト養成講座
・ayur spaceえんのオープン
2016年
Dr.Meenakshi 心身に効くアーユルヴェーダ講座 受講
2022年
アシュタヴァイジャクリニック(Aatma The Ayurvedic Centre / Thrissur-Dt. Kerala, India)視察
2020年9月~2023年12月
Satvik アーユルヴェーダスクール主催
Dr.スクマール理論講座 level Ⅰ〜Ⅳ 受講
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〝健やかに生きよう〟
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